1.様々な生活リハビリ

・クッキングを通じた生活リハビリ

「クッキング」「調理」という一連の動作には、実に多くの運動機能訓練が含まれており、包丁を握る握力、混ぜる動作には手首の柔軟性、盛り付けには空間認知能力が必要です。リハビリというと、単調で大変というイメージがありますが、毎日の食事を楽しみながら作って食べる、その繰り返しにより、年齢とともに低下していく身体機能の維持向上を目指します。今日はあれが食べたいな、そろそろあの食材がおいしい季節だな、あゆみん家ではそんな「食べる楽しみ」を大切にしています。

・散策(散歩)や会話を通じて楽しく生活リハビリ

散歩は、身体機能の維持にとって非常に効果的なリハビリです。自然を感じながら歩くことで、心も体もリフレッシュできます。あゆみん家では、四季を感じ楽しみながら、安全で楽しい散歩の時間も積極的につくっていきたいと考えています。歩行能力の向上やバランス感覚の強化を図りながら、参加者同士の交流も深めていきます。

2.多世代交流タイム

あゆみん家には、障害を持った子供たちが放課後の時間を過ごす放課後等デイサービス(「ほのほの三鷹クラブ」詳細はこちら)が併設されています。

あゆみん家のプログラムの一部には子どもたちと交流する時間も含まれております。

午後になると、学校を終えた子ども達が「ただいま〜」とやってきます。

あゆみん家のご利用者様の「おかえり〜」という自然な挨拶から交流が深まればよいなと考えています。

一緒に行事活動をしたり、勉強や趣味などを教えていただいたり、そうした日常のひとときを世代を超えて共有することで、心地よいハリのある毎日のきっかけをつくります。

3. 地域とつながるコミュニティづくりも目指します

もともと、子ども食堂だったあゆみん家のスペースは、住宅街にあるカフェのような雰囲気があります。

みんなが集まりやすい空間を活かして、地域の皆様とも交流ができる居場所にしたいと考えています。

ご利用者様だけではなく、地域の皆様もいっしょにお食事をつくったり、お茶をしたり、趣味を共有したり、また時には行事イベントをおこなったり。

高齢者の皆様がコミュニティとつながることで、孤立感の軽減や自己肯定感が向上することによる心理的安定、社会的な交流は認知機能の低下を防ぐ効果があると言われています。

そして、なによりも心身ともに健康な状態につながることが見込まれます。

そんな、いつまでも地域とつながる居場所がある。そして、いつまでもQOLの維持向上がコミュニティによって自然に図れる環境つくりを目指していきたいと考えています。